2024年11月某日、田村淳さんが加藤軽金属工業の工場を訪問。
この様子は、田村淳さんがMCを務めるYouTubeチャンネル「XU(クロスユー)」の企画で公開されています。
今回の訪問では、当社のアルミ押出加工技術や、小ロット対応への取り組みについてご紹介しました。
番組では、名古屋市を拠点とする440社以上の企業団体「ものづくりパートナーズ」の取り組みと、当社のアルミ押し出し加工の現場が紹介されています。
3万種類以上の形で応えてきた
当社がこれまでに携わってきた金型の数は、3万種類以上に及びます。
窓枠のサッシ、車のバンパー、特殊な形状を必要とする部品。
顧客ごとに要求される形状は異なり、それぞれに対応してきました。
金型作成から、すぐ使える状態まで調整し、
メンテナンスを重ねながら、顧客の要望を満たし続けてきた。
この積み重ねが、今の技術力に繋がっています。
田村淳さんは工場見学の中で
「金型の種類、そんなあるんですか」と驚きの声を上げ、
「だから何万っていう金型が必要になってくるんですね」と、
その規模の大きさに理解を示していました。
小ロット対応:試作から廃盤品復元まで
小ロット生産は、利益率が低い仕事です。
それでも、可能な限り対応しています。
無理なものは断りますが、
その場合も代替案を提示するようにしています。
小ロット対応の内容も変化しています。
試作品やプロトタイプの製作
新製品開発の段階では、まず形にしてみなければ先に進めません。
試作品の製作では、わずか1kg、場合によっては500g程度の超小ロットからの注文にも対応しています。
新製品の開発段階で必要となる、ごく少量のサンプル製作を可能にしています。
こうした小ロット対応を効率化するため、TTMC(自動切削加工機)の導入をしています。
TTMCはAIによるプログラミングの自動化技術を活用しており、
従来は職人の経験と技術が必要だった加工プログラムの作成を、大幅に効率化できます。
「その小ロットで動くためにTTMCが必要なんですね」
「この業種に限らず、TTMCを導入したら手間がぐっと減るっていう会社がいっぱいあるってことですよね」と、
田村淳さんは製造業全体への影響にまで考えを広げていました。
生産終了品の復刻対応(リバースエンジニアリング)
「昔はあったけど今はない。でも欲しい」という、生産終了品の復刻や代替品の製作にも対応しています。
図面が残っていない場合でも、現物からの逆算設計により、必要な部品を再現することが可能です。
AI活用による金型設計の可能性
製造プロセスは、アルミのビレット(円柱状の塊)を440度から470度に加熱し、
2,350トンもの圧力をかけて金型から押し出すというものです。
「アルミって俺、削ってんだと思ってたけど全然違った」という田村さんの言葉通り、
アルミ押出加工は一般にはあまり知られていない技術です。
工場見学を終えた田村さんは「やっぱ来ないとわかんないですね、この作業の流れとかが」と、
実際に目で見ることの重要性を語っていました。
現在、AIを用いて金型の形状を最適化する技術の導入を開発を進めています。
アルミ形材の形状を工夫することで、「軽くて強度がある」製品を実現する。
従来は経験則に基づいて金型を設計していましたが、
AIを活用することで、より精密に、より短時間で最適な形状を導き出せる可能性があります。
効率化だけでなく、顧客が求める性能を、より高いレベルで実現するための手段になるかもしれません。
中小企業が連携して価値を届ける
番組で紹介された「ものづくりパートナーズ」は、440社規模の企業団体です。(2026年1月現在)
製造業で技術を世の中に届けるには、「技術力」「製品力」「届ける力」の3つが必要です。
大企業はこれらを自社で抱えられますが、中小企業が1社で全てを完結させるのは難しい。
それぞれの得意分野を持ち寄り、連携して新しい価値を社会に届けていく。
当社の取り組みは、自社の技術を磨くだけでなく、他社と協力して製造業全体の可能性を広げることも目指しています。















