加藤軽金属工業の押出形材:技術仕様と製造範囲

当社が対応可能な押出形材の基本仕様をご紹介します。これは製造可能範囲の一部であり、お客様の具体的なご要望に応じてカスタム対応も可能です。

項目仕様
外接円ソリッド:Φ180mm / ホロー:Φ160mm
単重0.100〜7.000 kg/m
切断長1,400mm〜7,500mm
最小製造ロット約100kg〜
対応合金A6063 / A6061 / A6005C 他
目次

アルミ押出形材の基礎知識

外接円とは?

外接円とは、押出形材の断面を囲む円の最大直径を指します。この数値が大きいほど、より大きな形状や複雑な断面を製造できます。当社は6インチと8インチの押出機を保有し、最大Φ180mmの外接円まで対応可能です。

単重とは?

単重は形材の1メートルあたりの重量(kg/m)を表します。設計段階での重量計算や、必要数量の見積もりに重要な指標です。

最小ロットとは?

採算性を確保するための最小製造量です。当社では100kgからの小ロット対応が可能です。 例:厚さ2mm×縦50mm×横50mmの角パイプ(単重1.037kg/m)の場合、4mカットで約24本が100kgに相当します。

当社の強み:6つの特長

1. 迅速な納期対応

一般的に40〜60日かかる製造プロセスを、最短3週間で実現します。

工程所要期間
見積り・図面作成1〜2日
金型(ダイス)製作ソリッド:約1週間 / ホロー:約2週間
押出成形約1週間
アルマイト処理(オプション)約1週間
最短納期ソリッド:3週間 / ホロー:4週間

2. 小ロット生産への柔軟な対応

  • 最小ロット100kgから対応可能(70kgからでも割増料金で対応)
  • 金型製作済みの場合、最短2週間で納品
  • 保管効率化のため、2m以下へのカットも対応

3. 製品保管・輸送の効率化提案

最終的な使用サイズに近いカットを行うことで、以下のメリットが得られます。

  • 保管スペースの削減:適切な長さへのカットにより、段ボール梱包が可能に
  • 輸送コストの削減:コンパクトな梱包による輸送効率の向上
  • 加工工数の削減:使用サイズに近いカットにより、後工程での作業効率向上

4. 専門加工メーカーとの連携

当社は素材メーカーとしての強みを活かし、様々な専門加工メーカーと連携。アルミ押出から二次加工まで一貫したサービスを提供します。

  • 切断・穴あけ・曲げ加工
  • 表面処理(アルマイト・塗装)
  • 精密加工・組立

5. 環境に配慮した「グリーンアルミ」の提供

SDGsへの取り組みとして、環境負荷の少ない「グリーンアルミニウム」を提供。

  • 再生可能エネルギー(太陽光・風力・水力)を主なエネルギー源として使用
  • アルミニウムのリサイクル促進による資源の有効活用
  • CO2排出量の削減に貢献

6. 豊富な汎用型在庫

即納対応可能な汎用形材を多数在庫

  • 金型製作不要で納期短縮
  • コスト削減効果
  • 小ロットでも対応可能

アルミ押出形材の選び方

用途に合わせた最適選択

  1. 予算と納期を考慮
    • 汎用形材:コスト・納期優先の場合
    • カスタム形材:特殊形状や特性が必要な場合
  2. 必要強度と重量のバランス
    • 合金選択(A6063:加工性重視、A6061:強度重視)
    • 形状設計(肉厚、リブ構造など)
  3. 表面処理の検討
    • アルマイト処理:耐食性・意匠性向上
    • 塗装:色彩や特殊機能の付与

お問い合わせ

お客様のプロジェクトに最適なアルミ押出形材について、お気軽にご相談ください。図面やアイデア段階からサポートいたします。

私たちはアルミ押出形材の専門家として、あなたのビジョンを実現するお手伝いをいたします。お客様の要望に応じたカスタム製品から、大量生産における効率的なソリューションまで、幅広く対応いたします。弊社の技術力と熱意で、あなたのプロジェクトを全力でサポートいたします。

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