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アルミ形材受け入れ加工開始のご案内
この度、2024年6月より、他社押出形材の加工を受注できるようになりましたことをご報告いたします。詳細はお気軽にお問い合わせください。 これからも、皆様のご期待に応えられるよう、さらなるサービスの向上に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
また、ここに掲載されていない汎用型もご相談ください。薄さやサイズが異なっていても、まずはご連絡ください。
アルミ角アングルは、その独特な構造により組立てや加工が容易で、精密さを要する工業製品から家庭用製品まで、多方面でその利点を発揮しています。
ここでは、当社が保有する一般的なアルミアングル等辺、不等辺、L型材、山形鋼の各種規格サイズ表を提供し、具体的な使用例や用途を詳解していきます。
アルミアングルの用途と具体的な使用例
以下の表に、主な用途と具体的な使用例をまとめました。
| ブラケット | 棚の補強や家具の角に取り付け、安定性を高めるために使用。 | 自宅のガレージで、アルミアングルを使って壁掛け棚を作成。簡単に加工でき、工具をしっかり支える。 |
| カーポート部材 | 屋根の構造を支え、積雪や風に対する耐久性を提供。デザイン性と機能性を兼ね備えた構造の実現。 | 屋外で車を保護するためのカーポートの骨組みとして使用。耐候性と耐久性を持ち、厳しい気候条件下でも性能を保つ。 |
| ジョイント | 異なる素材や部品を連結するための接続部品。加工のしやすさから、多様な接続ニーズに対応。 | モジュール式の家具や機器の組み立てにおける角の繋ぎ手として使用。 |
| 接続金具 | 建築材料の接合部で、ずれや動きを防止。工業用のフレームや器具を固定する要となるパーツ。 | 構造物の組み立てにおいて、部品同士を固定するために使用。 |
| ブレース | 建物や構造物のゆがみ防止、剛性を上げるための補強材。 | 地震などの揺れに対する補強として使用。 |
| 支持材 | 天井や床の下など、見えない部分で構造物を支えるサポート材。 | 大型のモニターやパネルを展示する際の立てかけ支持として使用。 |
| 外壁固定具 | サイディングやタイルなどの外壁材を固定。外壁への装飾品や看板を取り付ける際の固定支持。 | 建物の外壁材を固定するために使用。 |
| 補強材 | 家具や建築構造物の強度を向上させ、長期的な耐久性を保証。 | 地震や風などの外力に対する抵抗力を上げるために内部に組み込む。 |
| フレーム構造物 | 強度と精度が求められるフレーム構造物の支持架や骨組みとして使用。 | 精密機械の支持架や工作物の骨組みとして活用。 |
アルミアングルは、その軽量で加工しやすい特性から、新しい用途が絶えず考案えられています。これらの具体的な使用例からもわかるように、実用的かつ汎用性の高い素材であり、今後も様々な分野で重宝され続けることでしょう。
種類と寸法
アルミアングルには、多くの特性がありますが、主に「材質」、「形状」、「寸法」の三つの要素に注目すると、その選定や使用目的が明確になります。
材質
アルミアングルに使用される材質は、その用途と必要とされる性質に応じて、様々なアルミ合金が選ばれます。代表的な合金には以下のものがあります。
| 合金 | 特性 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 1070 | 純アルミニウムに近く、熱伝導率や電気伝導率が高い。 | 熱交換器、電気部品 |
| 3003 | マンガンを主な添加元素とし、耐食性や加工性に優れる。 | 厨房機器、燃料タンク |
| 6063 | 建築分野での窓枠やドアフレームに適し、押出しや曲げ加工が容易で表面が美しい。 | 窓枠、ドアフレーム |
| 6005C | 6063よりも強度が高く、産業用形材や構造部品に使用される。 | 産業用形材、構造部品 |
| 6061 | 高強度と優れた耐食性を持ち、特に「T6」状態での熱処理により性能が高まる。 | 航空機、機械構造部品 |
合金の選定基準
選択される材質は、最終製品の機能性と経済性のバランスを考慮し、使用環境と耐久性の要求を満たす必要があります。具体的には以下のような基準で選定されます。
- 加工性や美観を優先する場合
- 3003合金：耐食性や加工性に優れるため、厨房機器や燃料タンクなどに適しています。
- 6063合金：窓枠やドアフレームに適しており、美しい表面仕上げが求められる用途に最適です。
- 強度や耐熱性を求める場合
- 6005C合金：産業用アルミ形材や構造部品に適しており、6063よりも強度が高いです。
- 6061合金：航空機や機械構造部品に利用され、高強度と耐食性を提供します。特に「T6」状態での熱処理を施すことで、性能がさらに向上します。
各合金の特性を理解し、用途に最も適した材質を選定することが、アルミアングルを用いた製品の品質と性能を決定づける重要な要素となります。
形状の種類と意図
アルミアングルの形状には、用途に応じた設計意図があります。
以下は代表的な形状とその効果、および主な用途についての説明です。
| 形状 | 意図と効果 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 等辺アングル | 両側の幅が同一で、均一な耐力を持ち安定した支持機能を提供。 | 建築の枠組み、棚支え、エッジの保護など均等な負荷がかかる場所。 |
| 不等辺アングル | 片方が長いため、一方向に大きな力や重量がかかる場合に適している。 | 支持フレーム、階段の手摺り、装飾的要素など力が一方向に偏る箇所。 |
| 内側にR（半径）がある形状 | 材質への応力を分散させ、破損に対する耐性を高める。 | 家具の骨組み、手すり、車両の内装パーツなど安全性が求められる部分。 |
| 外側にR（半径）がある形状 | 視覚的に穏やかな印象を与え、物体との空気の流れをスムーズにする。 | 自動車の部品、風の影響を受けやすい屋外の構造、外観デザインが重視される建材。 |
これらの形状の選定は、使用目的や必要な機能性に応じて適切に行うことで、アルミアングルの性能を最大限に引き出すことができます。
寸法
アルミアングルは、建築、製造、インテリアデザインなど、さまざまな用途で使用される部材です。使用目的や設置場所に応じて、適切な寸法を選ぶことが重要です。
以下はアルミアングルの寸法の主要な要素です。
縦の長さと横の長さ
アルミアングルのL字形状の2辺の長さを示します。通常はミリメートル（mm）で表されます。
- 例：20x20mm、30x40mm、50x50mmなど。
厚み
アルミアングルの強度や重量に大きく影響します。厚さが増すほど、アングルはより頑丈になりますが、その分重量も増加します。
- 市場でよく見られる厚みのサイズ：1mm、1.5mm、2mm、3mmなど。
全体の長さ
一般的には1mから6mまでの範囲で提供されます。
用途に応じた選定
用途によって、適切な寸法のアルミアングルを選ぶことが重要です。
- 建築や構造用途：より強度が必要とされる場面では、厚みや幅が大きめのものが選ばれます。
寸法の要素と例
| 寸法要素 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 縦の長さと横の長さ | L字形状の2辺の長さ | 20x20mm、30x40mm、50x50mm |
| 厚み | アングルの強度と重量に影響 | 1mm、1.5mm、2mm、3mm |
| 全体の長さ | 通常1mから6mの範囲 | – |
| 用途 | 用途によって適切な寸法を選定 | 建築用途では厚みと幅が大きめのもの |
アルミアングルの適切な寸法を選ぶことで、プロジェクトの成功に繋がります。
寸法選定にあたっては、使用目的や設置場所をよく考慮しましょう。
アルミアングルの加工性と加工法
アルミアングルは、その柔軟性により、さまざまな方法で加工が可能です。
以下に、加工性の特徴と具体的な加工方法を表で分けて説明します。
加工性の特徴
アルミニウムの性質の中で、加工性の容易さも特徴の一つです。例えば下記のような特徴です。
- 軽量性：アルミは軽く、扱いやすい。
- 耐食性：水や酸に対して耐性がある。
- 加工容易性：切削、曲げ、溶接などが容易。
この加工性をさらに具体的に、どのような加工がおこなわれているか詳細に解説していきます。
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具体的な加工法
アルミアングルに適した加工方法として、以下を参考にしてください。
切断加工
| 加工法 | 説明 | 具体的な用途 |
|---|---|---|
| 自動切断機 | 連続した大量のアルミアングルを一定の寸法に切断。 | 生産効率の向上。 |
| レーザー切断 | 非常に精密な切断が可能。 | 複雑な形状や細部の加工に適している。 |
用途例
- 建築・インフラ業界：ブレースや支持材、外壁固定具、補強材
- 自動車産業：カーポート部材、フレーム構造物
- ディスプレイ製造：ディスプレイラックや展示用枠組み
- 工業設備：ジョイントや接続金具
曲げ加工
曲げ加工においては、熱による影響が少ないという特性があります。このため、精度の高い曲げ加工が可能で、特定の形状に仕上げやすいのです。さらに、多少の誤差が出ても容易に修正できる点も、多くの工業用途で選ばれる理由です。
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| 加工法 | 説明 | 具体的な用途 |
|---|---|---|
| プレスブレーキ | 金属板を精密に曲げる機械。 | 直角に近い折り曲げに適している。 |
| ロールベンダー | 円形や曲線の形状を作る機械。 | ゆるやかなカーブが必要な製品に適している。 |
| 冷曲げ法 | 室温でアルミアングルを曲げる方法。 | 精度が要求される製品に向いている。 |
| 熱曲げ法 | アルミアングルを加熱してから曲げる方法。 | 複雑な形状や大きな曲げ角度が必要な場合に使用。 |
用途例
- 建築業界：ドア枠、窓枠、サッシのフレーム、支柱
- 自動車産業：車体の補強バー、シートのフレーム、バンパー
- 家具製造：椅子やテーブルの脚、オフィス家具の骨組み
- 機械設備製造：機械のガードレール、操作パネルの枠
穴あけ加工
| 加工法 | 説明 | 具体的な用途 |
|---|---|---|
| ドリルによる穴あけ | 特定の位置に精密な穴を開ける。 | 様々なサイズの穴を開けることができる。 |
| パンチング | プレス機械を使用し、金型で穴を開ける。 | 大量生産に適している。 |
用途例
- 建築業界：建物のフレーム、サポート構造、固定ブラケット
- 機械製造業界：機械の部品やフレーム
- 家具製造：棚のサポート、デスクや椅子のフレーム
- 自動車産業：自動車のボディや内部構造
面取り加工
| 加工法 | 説明 | 具体的な用途 |
|---|---|---|
| エンドミル加工 | 精密な機械加工でエッジを滑らかにする。 | 一貫した品質と精密な仕上がりが求められる場合に適している。 |
| 手動工具による面取り | ファイル、グラインダー、サンドペーパーを使用。 | 小規模な作業や簡易な仕上げに適している。 |
用途例
- 家具製造：家具のフレームや足
- 建築材料：窓枠、ドアフレーム、手すり
- 機械部品：動作中の機械の安全性向上
- 自動車産業：車体の各部品や内装材のエッジ
溶接加工
| 加工法 | 説明 | 具体的な用途 |
|---|---|---|
| TIG溶接 | タングステン電極と不活性ガスを使用。 | 非常に正確で清潔な溶接が可能。 |
| MIG溶接 | 連続的に供給される充填金属と不活性ガスを使用。 | 大規模な製造や厚い材料の溶接に適している。 |
用途例
- 建築業界：建物の構造部材やサポートフレーム
- 輸送産業：自動車や航空機の部品製造
- 機械製造：産業用機械や設備の組み立て
- アートやデザイン：彫刻や家具の製作
表面処理
アルマイト処理の用途
| 業界 | 具体的な用途 |
|---|---|
| 電子機器業界 | スマートフォンやタブレットのボディ、カメラのコンポーネント。 |
| 自動車産業 | 内外装パーツ、トリム、ホイール。 |
| 建築業界 | ドアハンドル、窓枠、外装パネル。 |
塗装の用途
| 業界 | 具体的な用途 |
|---|---|
| 建築業界 | ファサード、屋根材、内装パネル。 |
| 家具製造 | 椅子、テーブル、キャビネット。 |
| 産業機械 | 機械の外観保護。 |
研磨の用途
| 業界 | 具体的な用途 |
|---|---|
| 装飾品製造 | トロフィー、プレート、装飾パネル。 |
| 食品加工業界 | 調理器具、食品処理装置。 |
| 医療機器製造 | 外科用器具、機器の外装。 |
これらの加工方法と表面処理を駆使することで、アルミアングルの性能を最大限に引き出し、高品質な製品を提供することができます。
注意点
| 加工種類 | 注意点 |
|---|---|
| 切断加工 | ・適切な刃物と刃速度の選択 ・摩擦熱を減らすための冷却剤の使用 |
| 曲げ加工 | ・過度な曲げによる材料の破損の防止 ・曲げ半径と材料の厚みの事前計算 |
| 穴あけ加工 | ・適切なドリルビットと速度の選択 ・穴の位置を事前に正確にマークする |
| 面取り加工 | ・均一な面取りの確保 ・手作業の場合は均等な力加減を保つ |
| 溶接加工 | ・溶接前の表面の清掃 ・適切な溶接方法（TIG、MIGなど）の選択 |
| 表面処理 | ・アルマイト処理の場合は均一な酸化膜の形成 ・塗装の場合は均等な塗布 ・研磨の場合は表面の均一な滑らかさの確保 |
これらの注意点を遵守することで、アルミアングル加工における品質の向上や、加工中の問題を防ぐことができます。加工方法に応じて、適切な機器の選択と操作が重要です。
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形材を適切な長さに事前カットすることで、保管場所も効率的になり、輸送費も削減できます。
更に加工時間も短縮されるため、トータルでのコストパフォーマンスが向上します。
このように、当社のカットサービスは、複数の面でお客様の利便性とコスト削減に貢献します。
汎用形材の形状紹介、アルミアングル、等辺、不等辺、L型材、山形鋼
等辺アングル材は縦横の幅（Ａ）,（Ｂ）が同じものです。不等辺アングルは（Ａ）,（Ｂ）の長さの違いがあります。
当社で人気の高い形材
| 寸法 ｔ x A x A’or B | 単重（kg/m） | 100kgの目安本数 2000mmの場合 | 100kgの目安本数 4000mmの場合 | 金型名 |
| 1.5 x 15 x 15 | 0.116 | 約431本 | 約215本 | K-7000 |
| 2.0 x 20 x 20 | 0.206 | 約242本 | 約121本 | K-7009 |
| 2.0 x 25 x 25 | 0.260 | 約192本 | 約96本 | K-33 |
| 3.0 x 30 x 30 | 0.464 | 約107本 | 約53本 | K-7005 |
| 3.0 x 35 x 35 | 0.545 | 約91本 | 約45本 | K-32 |
| 3.0 x 25 x 50 | 0.583 | 約85本 | 約42本 | K-12096 |
| 3.0 x 40 x 40 | 0.626 | 約79本 | 約39本 | K-7006 |
| 4.0 x 50 x 50 | 1.040 | 約48本 | 約24本 | K-31 |
| 6.0 x 60 x 60 | 1.849 | 約27本 | 約13本 | K-22896 |
まとめ
アルミ角アングルは、そのシンプルな形状に反して、非常に多様な用途に応じた機能を提供しています。実用的かつ汎用性の高いこの素材は、今後も様々な分野で重宝され続けることでしょう。プロジェクトに最適なアルミ角アングルを選び、正確な加工法を採用することで、あなたのアイデアを実現することができます。
また、各種加工法や表面処理を駆使することで、アルミ角アングルの持つ可能性を最大限に引き出し、より高品質な製品作りに寄与します。アルミ角アングルの選定から加工、表面処理までのプロセスを理解し、最適な方法を選択することが、成功するプロジェクトの鍵となるでしょう。
便利なおすすめポイント！
- 基本的には※1400mm～7500mmのカットになります。さらに短いカットも可能です。
- 平らな表面が多く表面加工で華やかに加工可能。
- 専用型を作る必要がないので短納期で製造可能。
- １００ｋｇ～の注文となりますが、１本あたりがとてもお得に。
さらにカットを短く。穴あけや曲げ加工も受注します。
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